*この企画は終了しました。
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刀身に刃紋をつける作業を体験できます。
貴方だけのオリジナル刃紋を描いてみませんか。
2017年10月7日(土)
黒石神社(青森県黒石市)にて開催!
武士ナイフとは15センチ以下のミニ刀です。
当企画ではこの武士ナイフに刃紋をつける作業を体験できます。
日本刀のような刃紋をつけて
貴方だけのオリジナルナイフを作りませんか。
刃の長さは15cm以下ですが、刃紋の付け方は日本刀と同じ作業を行います。
刃紋を描く作業を体験できる貴重な体験会です。
是非この機会にご参加ください。
【体験していただく作業の内容】
●すでに形成された武士ナイフにヘラを使って焼刃土を置き刃紋をつける作業をしていただきます。土の付け方で刃紋の模様が決まってゆきます。
●焼刃土をつけたナイフはその場で炭火を用いて高温に熱し、水で急冷(焼入れ)をします。
●焼入れをしたナイフは後日、職人による研ぎの作業を完了してから、お届けします(刀身のみ)。
※刃紋については、温度や熱する時間などの条件により必ずしも鮮明に現れない場合がございます。あらかじめご了承ください。
【プログラム】
●開会のあいさつ
●お祓い、玉串奉納
●刃紋の作業、焼刃土をつける。
●焼刃土をつけた刀身を火で熱する。
●刀鍛冶や、刀剣研ぎ師の方々によるお話。
●弘前藩に伝えられた居合「林崎新夢想流居合」の演武、体験会
●刀身を炉から取り出し冷却(焼き入れ)する。
●総括、閉会のあいさつ
刃紋をつけるために、ナイフの上につける焼刃土を練ります。
ナイフの上に焼刃土をつけて、乾かします。
炉の中で十分に熱した武士ナイフを水の中へ入れて冷却します(焼き入れ)。
焼き入れを行った刀身は職人による研ぎの仕上げをした後に、お届けします。
刀身の形状は全て「菖蒲造り」になります。
さらに!!特典として・・・
●刀匠山内国忠(くにただ)氏による刀づくりのお話や、
刀剣研ぎ師・相馬彰(あきら)氏による刀研ぎのお話。
●そして!
弘前藩に伝わった長尺の刀を用いる居合「林崎新夢想流居合」の
実演・体験会 も予定しています。
「刀剣研師・相馬彰(あきら)氏による刀剣研磨の実演」
(日本刀の研ぎ方を実演・解説 質問も可(工程の一部))
刀をどのように研ぐのか、その様子を見学します。
研ぎ師によるお話
・現代の美術刀剣の研ぎ方 (工程など)
・時代ごとの研ぎ方の変化
・刀特有の研ぎ方の実演
・刀剣の鑑賞会(解説付き)
1 刀全体の姿、形を見る
2 刀身(鉄)の表面の色や模様を見る
3 刃紋の形状(種類)を見る
初心者でも刀の鑑賞の仕方がわかる内容です。
当企画は・・・
刀をつくるワザや、刀を操るワザを学ぶことのできる数少ない機会です。
●武士ナイフに刃紋をつける作業が体験できる。
●研ぎ作業の完了した武士ナイフ(刀身のみ)が手に入る。
●鍛冶職人や刀剣研ぎ師の話も聞ける。
●弘前藩の居合の演武、さらに体験会もある。
この内容で、参加費は破格の20,000円です。
皆様のご参加をお待ちしております。
【参加料】
お一人様 20,000円
※事前のお振り込みになります。詳細はメールでお知らせいたします。
【日時、場所】
2017年10月7日(土) 午後1時より5時まで
黒石神社(青森県黒石市大字市ノ町18)
【主催】
ほくぶんけん 北東北 無形文化遺産実践研究協会
■事務局: 下田雄次
■技術指導: 刀匠・山内国忠(くにただ)氏 (刀名)
■研ぎの実演とお話: 刀剣研師:相馬彰(あきら)氏 ■総合司会: 下田雄次
■技術担当: 外崎原人
【問い合わせ・申し込み先】
お問い合わせ、お申し込みは右側のメールフォームよりお願いします。
お申し込みの際は下記の4つの項目をお知らせ下さい。こちらから折り返し、手続きにつきましてご連絡を差し上げます。
①氏名
②お電話番号
③ご住所
④参加人数
お問い合わせだけのメールも歓迎いたします。なんなりとおたずね下さい。
★申し込み締め切りは10月3日(火)午後11時です。
定員数に満たない場合は企画の実施を見送る場合がございます。あらかじめご了承下さい。
ほくぶんけん (北東北 無形文化遺産実践研究協会)
青森県弘前市一町田字石田342-1
下田雄次
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焼き入れの作業について、さらに知りたい人はこちらをご覧下さい
Q. 刃紋ってなんですか?
A. 刃紋とは、刀の刃の部分にある模様のことです。
たとえば、こんな感じ。
本来は刀身に強度を持たせるための工程で生じるものですが、
この模様を描く作業を皆様に体験していただくのが今回の企画です。
Q. 刃紋ってどうやってつくるの?
A. 「土置き」という作業と「焼入れ」という作業を行います。
まず「土置き」から。
刃紋をつくるには焼刃土という土を使います。
この土を、泥状にしたものを、刀身の両面に壁を塗るようにして塗ってゆきます(土を置くといいます)。
次に、刃の部分だけこの土を取り除いてゆきます。この土の取り方で刃紋の形が決まります。ここが面白いところです。
その次に、土を乾かします。ここまでが「土置き」の作業です。
ここから「焼入れ」の作業になります。
焼入れは刀身(鋼)を硬くするために行います。
先ほど土を置いた刀身を、1100度ほどの炭火の中に入れます。
刀身が赤くなるまで熱します。
十分に熱した刀身を水の中に入れて急激に冷却します。
「土置き」と「焼入れ」をすることで刀身に刃紋が入ります。